総合福祉センタ2F 無線LAN接続実験

2004年5月11日 記述 白鳥 博
実験参加者/実施日時:
 社協 小林さん、ユーザ 大脇さん、白鳥  /  2004年5月9日 12::00 - 16:00


実験条件:

 2Fちょうふ市民・ボランティア活動センター使用のルータからLANケーブルを延ばしてBUFFALO 2.4GHz・54Mbpsと2.4GHz・11Mbps対応のルータタイプAirStation(WBR2-G54)に接続し、このAirStationから各会議室での電波の受信状態を調査した。

受信パソコンはノートパソコン2台でそれぞれ2.4GHz・54Mbps(IEEE802.11g)対応(WLI-CB-G54)を装着したものを使用し、受信のレベル状態を調査した。

AirStationの設置場所は活動室パソコンデスクの上部(#1)、および通路の流し台横の手すりの上(#2)の2カ所で測定した。

実験結果:

1.ボランティア活動室のパソコン設置デスク上部にAirStationを置いた場合 (#1)
l 団体室、203号室ともに入り口扉を開けた状態ではかろうじて通信が出来るレベル
l 入り口を閉めた状態では両部屋ともに通信不可

2.通路の流し台横にAirStationを置いた場合 (#2)
l 扉を閉めた状態でも団体室はほぼ使用可能なレベルであるが、203号室は場所によるレベル差が大きく窓際では通信不可に近いレベル


実験結果の評価:

 入り口の扉を閉めた各部屋で安定して通信できるためにはAirStationが一つでは困難である(特に203号室)。もちろん利用者に対して増幅アンテナや通路に受信パソコンを出してもらう事で安定した通信を確保することが出来る可能性はあるが、当初からのフリースポット化の狙いからははずれてくる。

2F各部屋のフリースポット化を狙うとすれば、やはり通路の適当な位置に二つのAirStationを配置する必要がある。


フリースポット化への問題点と対応策

これを実現する際の問題として以下のものが考えられる。
1.2台目のAirStationをどうするか。
e ユーザサイドで用意する。
2.現在、社協で設置する電話回線(ADSL共用)を利用した電話によるボランティア団体受付代行が予定されており、これを考えると現在のちょうふ市民・ボランティア活動センタに電話を設置する必要がある。(活動室に親機を設置すると子機への電波が届かないらしい・・・要確認)
e この条件は確保する
3.電話口に設置するADSLモデム(+ルータ・ハブ機能)から通路に設置するAirStationへのLANケーブル配線と電源供給(2カ所)の配線工事が必要である。
e 通路流し台側の上部2カ所にAirStationの設置台と電源工事、LANケーブルの配線は天井裏を通した旧ボランティアセンタまでのLAN配線3本のうちの2本を利用して各AirStationへの配線工事(1本であとはAirStation同士を接続でも可)、残り1本を現在活動室にあるパソコンに接続(ユーザにて配線)。

3番の工事費については見積もりが必要になります。

最後に、実験に不足していた長いLANケーブルを貸していただいた調布ドットコムの大前さんに感謝いたします。


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